1. 介護職員等処遇改善加算
介護職員等処遇改善加算は、介護職員をはじめとする、介護事業所で働く職員の賃金向上や職場環境の改善などを目的とした加算になります。令和6年度に2.5%、令和7年度に2.0%のベースアップへとつながるよう、令和6年6月以降、処遇改善に係る加算の一本化と、加算率の引上げが行われました。
2. 加算の取得状況
当法人の加算取得状況です。
- グループホーム安らぎ 加算Ⅱ (17.8%)
- グループホームさくら 加算Ⅱ (17.8%)
- グループホーム三雲 加算Ⅰ (18.6%)
- ケアサービス富士 加算Ⅱ ( 9.0%)
3. 処遇改善に関する具体的な取り組み内容
20024年6月の介護報酬改定において今までの処遇改善加算の制度(処遇改善加算、特定処遇改善加算、ベースアップ等支援加算)が一本化され「介護職員等処遇改善加算/福祉・介護職員等処遇改善加算」が創設されました。当該加算を受けるためには、下記要件を満たしている必要があります。
1. 月額賃金改善要件Ⅰ~Ⅱ 2. キャリアパス要件Ⅰ~Ⅴ 3. 職場環境要件6の区分ごとにそれぞれ2つ以上 (生産性向上は3つ以上、うち一部は必須) 情報公表システム等で実施した取り組みの内容について具体的に公表する 4. 処遇改善加算に基づく取り組みについて、ホームページの掲載等を通じた「見える化」を行っていること。 |
当法人は介護職員の処遇改善のために「3. 職場環境要件」ついて、以下のような取り組みを実施しています。
入職促進に向けた取り組み
- 法人や事業所の経営理念やケア方針・人材育成方針、その実現のための施策・仕組みなどの明確化
資質の向上やキャリアアップに向けた支援
- 上位者・担当者等によるキャリア面談など、キャリアアップ等に関する定期的な相談の機会の確保
両立支援・多様な働き方の推進
- 職員の事情等の状況に応じた勤務シフトや短時間正規職員制度の導入、職員の希望に即した非正規職員から正規職員への転換の制度等の整備
腰痛を含む心身の健康管理
- 雇用管理改善のための管理者に対する研修等の実施
生産性向上のための業務改善の取組
- 5S活動(業務管理の手法の一つ。整理・整頓・清掃・清潔・躾の頭文字をとったもの)等の実践による職場環境の整備
やりがい・働きがいの醸成
- ミーティング等による職場内コミュニケーションの円滑化による個々の介護職員の気づきを踏まえた勤務環境やケア内容の改善